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セルローズファイバー | 岐阜市N様邸

内断熱材「セルローズファイバー」を施工中の岐阜県岐阜市N様邸です。

白い不織布の中に、セルローズファイバーがパンパンに詰まっています。

 

 

■セルローズファイバーとは?

セルローズファイバーとは、主な含有物である新聞紙を細かく砕いてつくられる高性能断熱材です。

呼び名はセルロー「ズ」だったりセルロー「ス」だったりしますが、同じものです。

新聞紙は木からうまれる木質繊維系=自然素材の断熱材で、製造エネルギーが低いという特徴もあります。

基準の厳しいアメリカ合衆国においては、住宅用断熱材として35%という割合を占め、シェアNo.1の断熱材として知られています。

 

 

■メーカー比較

セルローズファイバーは、日本国内にも数社の製造メーカーがあります。

無添加計画が推奨しているセルローズファイバーは、アメリカ製のInCide PCという商品。

日本メーカーとInCide PCのセルローズファイバーの違いは、大きく分けて2つあります。

・InCide PCは100%大豆インキを使用した米新聞紙でつくられる

・BORON#10(ボロンテン)という安全性の高いホウ酸を使用している

ホウ酸は難燃・防虫効果のために含有されています。

日本のセルローズファイバーにもホウ酸は含まれていますが、致死量は食塩よりやや少ない程度。

これでも十分安全なものと言えますが、BORON#10の安全性は食塩の6.6倍もあり、安全性が非常に高いことが証明されています。

 

 

■断熱性能

セルローズファイバーの熱伝導率は0.038 W/mk前後で、断熱性能でいうと住宅用グラスウール24k・32kと同じくらいです。

ただし、これは「きっちり隙間なく」断熱材が施工されていることが前提の断熱性能です。

グラスウールは一般的に、大工さんが施工します。

ロール状の断熱材を壁内となる部分に貼り付けていくのですが、大工さんの技術力(やる気?)等により、特に配管周りなどに隙間が空いてしまうことがあります。

壁内に隙間があったり、十分に断熱材が入っていない場合、断熱材の性能が60%程も落ちると言われています。

セルローズファイバーよりも熱伝導率が低い=断熱性能が高い「高性能グラスウール」でも、隙間があれば断熱性能は大きく下がります。

また、隙間があると壁内に結露が発生しやすくなり、その結露がカビを発生させ、カビを好むダニが発生し、ダニの死骸や糞により人間がアレルギーを発症する要因になることがあります。

対して、セルローズファイバーは専用の機械を使い、専門業者が責任を持って隙間なく施工されるので、施工不良の確率は低くなります。

隙間なく、また、木質繊維系のセルローズファイバーは吸放湿するので、壁内結露のリスクが非常に少なくなります。

ちなみに、セルローズファイバーは壁だけでなく天井や床下にも施工できるので、真夏の屋根からの熱の遮断にも大きな効果を発揮します。

 

■難燃性能

InCide PCは、アメリカの厳しい難燃性規格をクリアしています。

新聞紙から生まれる断熱材なので「燃えるんじゃない?」と思われがちですが、火にさらされても表面が炭化するのみで引火せず、火が燃え広がるのを防ぎます。

炭化した表面をめくると、そのすぐ下には無被害のセルローズファイバーがでてきます。

無添加計画の各支店に、実際にセルローズファイバーを燃やして確かめられるキットをご用意しておりますので、不安な方はお試しくださいませ。

なぜ燃え広がらないかというと、難燃剤が含まれているから。

その難燃剤とは、上記にでてきた食塩の6.6倍安全というBORON#10、ホウ酸です。

このホウ酸が23%含有されていることで、高い難燃性を発揮します。

ホウ酸の難燃効果が減少するには300年以上かかると言われおり、永く快適に安心して住まえる家づくりに適した難燃剤であるといえます。

 

■防音性能

1立米に対し約55kgのセルローズファイバーを隙間なく吹き込むので、その密度と質量で高い防音性能を発揮します。

防音性能の高い窓との併用により、屋外の騒音をシャットアウトし、室内の音が外に漏れるのを遮断します。

セルローズファイバーは、アメリカの空港周辺の住宅で採用されていたり、日本では防音室のエコ防音材としても使用されています。

断熱材の厚みを増やせば断熱・防音効果は増えますが、同時にコストも上がるので、用途に応じた適切な厚みでの施工を推奨します。

 

■防虫効果

InCide PCは、米国では害虫駆除断熱材として登録および認可を受けている唯一の断熱材です。

防虫効果のキーとなるのがBORON#10、ホウ酸です。

日本でもホウ酸団子がゴキブリ駆除に有効であることは広く知られていますが、InCide PCは害虫駆除試験において99.7%ものゴキブリ駆除という高い結果数値にて証明を得ています。

また、その他のアリやシロアリにも同様の効果があります。


無添加計画が推奨する住宅は、年間を通して室内を適切な湿度に保ち、ウイルスを不活化する可能性がある。

無添加計画では今回の新型コロナウイルスの流行とは関係なく、一貫して健康住宅の提供を続けています。

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広報のヨネ

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