家のこと(新築)
2022.2.21. MON
無垢フローリングは滑りにくい!床の安全性を高める必要性とは?
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無垢フローリングは柔らかくて滑りにくい!
家の中での事故で最も多いのが「転倒」です。
日本の住宅でも欧米のように“フローリング”が増えていますが、日本は靴ではなく靴下やスリッパなどを履いて過ごしますから、ふとした瞬間にバランスを崩してツルッと滑って
しまうことがあるんです。
多少のケガで済めば良いのですが、打ちどころが悪いと大ケガにつながってしまうこともありますよね。
一般的に床材として使用されるのは、木と木を張り合わせて作っている合板フローリングや自然の木を伐り出してそのまま使用する無垢フローリング。
滑りやすさというのは床の材質や状態にもよって異なりますが、一般的には表面をコーティングしている合板フローリングよりも無垢フローリングの方が滑りにくいとされています。
また、無垢フローリングは天然木の柔らかさから、肌馴染みも良く、足腰に負担をかけずに過ごすこともできるんです。
家で過ごす時間が増えているからこそ、暮らしやすさや安全性にこだわった家づくりについて考えてみてはいかがでしょうか。
今回は、無垢フローリングの安全性や快適性についてまとめてみました。
床の「すべり」を知る“バリアフリー法”
床の「すべり」は、専用の機器を用いて測定される「すべり抵抗係数(C.S.R.)」にて表します。
このC.S.R.値は、バリアフリー法(正式名称:高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)によって定められているもので、人が歩く際に適した床面の「すべり」について基準値を設けているものです。
最適値は、素足で0.4程度。フローリングで言えば、塗装されている材質よりも無塗装の材質の方が滑りにくく転倒のリスクが低いことがわかっています。(※1)
無垢フローリングの中でも特に滑りにくいとされているのが、表面に凹凸がある「浮造り(うづくり)」という加工が施されたもの。
適度な凹凸がすべり止めの効果を発揮してくれると言われています。
ただし、いくら無垢フローリングだからといっても、水に濡れていたり油汚れが付着していたりすれば、ツルっと滑ってしまうので定期的な掃除は必要ですよ。
※1)参考文献:東京都都市整備局(バリアフリーハンドブック資料より)
各世代における床の安全性を高める必要性
ではなぜ、床の安全性を高めた方がいいのでしょうか?
それは決して高齢者だけに限りません。
床の安全性を確保することは、どの世代にとっても大切なことなのです。
三世代、それぞれの生活をイメージしながら見ていきましょう。
【高齢者の場合…】
筋力の衰えを感じている高齢者の場合、滑りやすい床で生活をしていると転倒のリスクが高くなったり、足腰に負担がかかったりします。
とっさに受け身の姿勢を取ることもできませんから、場合によっては打ちどころが悪く、骨折などの大ケガを負ってしまうことも。
そしてそのケガがキッカケで介護が必要になってしまったり、自信をなくして動くことが嫌になったりしてしまうこともあります。
また、転倒を気にしてバランスをとろうと変な姿勢で歩くクセが付いてしまうこともありますね。その結果、体の歪みを悪化させてしまうこともあります。
このように、高齢者にとっては「たかが床材」では済まされない理由がたくさんあるんです。いずれは誰もが年を重ねていきますから、家づくりをする際は無垢フローリングのように滑りにくい床を選びましょう。
【子育て世代の場合…】
最も働き盛りなのが30~40代を中心とした子育て世代。
一見、パワフルで健康的な世代のように思われますが、子育て世代にとっても床の安全性を高めることは大切です。
たとえば、子どもを抱っこするときや大きな荷物を持つとき。
普段とは違う姿勢や視野で動作を行うため、滑りやすい床だと転倒のリスクが大きくなります。
同様に妊娠中の女性も転倒には十分気を付けなければなりませんね。
体型が大きく変化する時期のため、バランスが崩れてしまい、普段では何でもない場所で転倒することもあるからです。
無垢フローリングならば、滑りにくく歩きやすいため、育児や家事もスムーズ。
無垢材ならではの木のいい香りも漂うので、忙しい毎日の中で感じるストレスも緩和してくれることでしょう。
【子どもの場合…】
よちよち歩きの小さな赤ちゃんや元気に走り回る子どもにとっても床の安全性は重要ですよね。
特に体のバランスが安定しない小さな赤ちゃんは、滑ったときに頭から転倒することが多いもの。
大きなケガにつながる恐れもあるので大変危険です。
小さな子どもやハイハイをする赤ちゃんこそ、無垢フローリングのように柔らかくて心地よい無垢フローリングがおすすめでしょう。
木の質感や香りに親しむことで五感が刺激されるので、脳の発達も促してくれます。
また、おもちゃなどを床に落としてできた傷も、多少であれば木の吸湿性によって時間の経過とともに修復することができます。
子どもがいるから高価な無垢フローリングを敬遠するのではなく、子どもがいるからこそ、無垢フローリングを選んで欲しいと思います。
滑りにくい無垢フローリングで家族の健康と安全を守ろう
今回ご紹介したように、家づくりにおける床材選びはとても重要です。
それは、快適さだけでなく家族の健康と安全性に直結することだから。
無垢フローリングは、見た目の美しさはもちろん、滑りにくさや歩きやすさという魅力があります。
たかが「床材」と思う方もいるかもしれませんが、日々の“暮らしやすさ”に関わる大きな問題です。
フローリングで過ごすことが多くなった私たちの生活をより快適なものにするためにも、家づくりをする際は床材もしっかりこだわって選びましょう。
私たち無添加計画では、今回ご紹介したような無垢フローリングを使用した家づくりを推奨しています。
無垢フローリングの優しさや風合いを楽しみ、安全と快適さを追求。
そこにあるのは、家族みんなの笑顔と幸せです。
三世代すべての人が、心地よく暮らせるような素敵な家を一緒につくってみませんか?
店頭にサンプルもご用意しておりますので、ぜひ一度目で見て触れて、天然木の良さを感じてくださいね。
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