家のこと(新築)
2022.2.28. MON
憧れの吹き抜けがある家のメリットデメリットは?失敗しない家づくりの工夫とは?
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吹き抜けのある家は開放感が抜群!
吹き抜けとは、1階から続く2階や3階部分の床スペースがなく、天井までそのまま続いている構造のこと。
上下階の仕切りがないので、広々とした空間を演出できます。
今回は吹き抜けのある家づくりのメリットやデメリットについて解説します。
吹き抜けのある家に暮らしてみたいという方は、是非参考にしてください。
吹き抜けのある家のメリットは?
誰もが憧れる吹き抜けのある家。
もしそんな素敵な家に住めたら…と思うとワクワクしますよね。
まずは吹き抜けのある家のメリットから見ていきましょう。
メリット①圧迫感がなくなり開放感が出る
吹き抜けのある家は、圧迫感がないのが何よりものメリット。
上を見上げた時の開放感は格別です。
1階と2階の境界線がなくなり、天井がとても高くなることで、そこに大空間が広がります。
視線の抜けができることで、圧迫感がなくなり、狭さを感じさせません。
敷地面積の関係で、リビングが狭くなってしまうというお悩みがある方こそ、吹き抜けリビングがおすすめですよ。
メリット②自然光が取り入れやすく部屋が明るくなる
2階壁や天井付近に窓をいくつか設けることで、日中は自然光が入り、室内が明るくなります。
心地よい陽の光は、気持ちまで明るくしてくれそうですよね。
自然光を上手く取り入れれば、冬でもポカポカ快適に。
高い位置から日差しを取り込むので、部屋が狭かったり南側が塞がっていたりするような土地でも、部屋の奥まで陽の光を取り入れることが可能です。
お天気の良い日は照明をつけなくても室内が明るいので、電気代の節約にもなりますよ。
メリット③家族の存在を感じやすくなる
2階との境がないことで、吹き抜け部分を見上げたり、見下ろしたり…と、いつも家族の存在を感じやすいのもメリットの1つです。
家族の楽しそうな話し声が聞こえてきたり、キッチンから美味しそうなニオイがしてきたり…と、家族の距離がぐっと縮まり、安心感もプラスされます。
特に子育て世帯であれば、子供の様子を把握しやすいというメリットがあり、とても人気です。
2階部分の吹き抜けの廊下に勉強スペースを設けたり、子供たちの秘密基地を設けたりするのもおすすめですよ。
メリット④家がおしゃれにグレードアップする
吹き抜けのあるリビングは、まるで雑誌やテレビで見るようなデザイン性がありますよね。
友達を招待したときにも褒められること必至!
インテリアや照明にこだわることで、より一層おしゃれにグレードアップすることができるでしょう。
せっかく家を建てるわけですから、満足度を高めたいですよね。
友達に自慢できるくらい、素敵なお家にしましょう。
メリット⑤換気がしやすくなる
吹き抜けをつくると、日当たりだけでなく風通しも良くなります。
これは、上の階と下の階に窓を設けることで、高低差が生まれるから。
風の通り道が作りやすくなり、家中を自然風が通り抜けていくイメージになります。
換気がしやすいということは、室内の汚れた空気やニオイが排出しやすくなるということ。
また、風通しがよくなればジメジメと湿度の高い場所がなくなるので、結露やカビ・ダニの発生も予防できますよ。
吹き抜けのある家のデメリットは?
吹き抜けのある家には、メリットも多い分、デメリットもあります。
このデメリットとは何かをあらかじめ把握し、それらをカバーすることが大切です。
「吹き抜けを作って失敗した」なんて後悔をしないよう、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
デメリット①メンテナンスが大変
吹き抜け部分の高い位置にある梁や窓などの掃除は、なかなか素人では難しいものですよね。
場合によっては定期的に業者に依頼するなどして掃除や点検をしてもらうことも必要でしょう。
デメリット②2階の面積が狭くなる
吹き抜けを作ると、どうしても2階部分の床面積が少なくなるため、部屋数が減ってしまうというデメリットも…。
限られたスペースで、どのようにお部屋を使っていくかをイメージしてから家づくりをするとともに、収納スペースの確保についても考えていかなければなりません。
特に子供部屋はいくつあれば足りるのか?など、将来の家族計画も加味しながら考えて行くと失敗が少ないですよ。
デメリット③家族の会話や物音が聞こえやすい
2階と1階の空間がつながっている吹き抜けは、家族の会話や物音が聞こえやすいもの。
これを家族との距離が縮まるというメリットで捉えることもできますが、その一方で、在宅ワークなど集中したい時間のときは不便さを感じることもあります。
また、プライバシーを気になり出す世代の子供がいる家庭も心配ですよね。
受験生がいる家庭なんて、テレビの音1つでもピリピリすることもあるでしょう。
このように吹き抜けというのは、開放感がある一方で、音問題に悩んでしまうもの。
子供部屋や寝室の間取り、防音対策については、家づくりをする際に相談し、不安をクリアにしておくといいですね。
失敗しない吹き抜けの家づくりのコツ
実際に吹き抜けのある家は、暮らしやすさや開放感という意味でとても魅力的なのですが、その一方でデメリットから見る“心配なこと”もたくさんありますよね。
少しでも後悔しない家づくりをするためにはどうしたらいいのか、そのコツについてご紹介します。
対策①シーリングファンを設置する
吹き抜けのある家は、天井が高いのでエアコンが効きにくい=光熱費がかかる…というイメージが強いかと思います。
この場合、シーリングファンを設置するのがおすすめです。
暖かい空気というのは、上へ上へと昇って行くため、どうしても天井付近に溜まりやすくなってしまいます。
これが「エアコンの効きが悪い」というイメージにつながっているんです。
シーリングファンで空気を撹拌させれば、家中に暖かい空気が流れていきますから室温を均一にすることができます。
対策②家の断熱性能を上げる
吹き抜けのある家は、風通しが良い分、「寒い」と感じる人も少なくありませんね。
それは先にもご紹介した「エアコンの効きが悪い」ということにもつながるかと思いますが、そもそも家の断熱性を上げれば、外気温に左右されることがないため、室温を一定に保つことができるんです。
これは、冬の寒さ対策だけではなく、夏の暑さ対策にも共通して言えること。
屋根や壁などに断熱材をしっかり隙間なく入れることはもちろん、サッシや床材・壁材も断熱性能の高いものを使用することで、暑さ寒さをシャットアウトすることができます。
私たち無添加計画では、気密性や断熱性にこだわった家づくりをしており、1つ1つの建材や工法に、しっかりとしたエビデンスを持って取り組んでいます。
床材には無垢材を、壁材には漆喰を、内断熱材には隙間なく施工できるセルローズファイバーを。耐久性にも優れたネオポールを外断熱材として使うなど様々な工夫がされています。
断熱性が上がれば、吹き抜けのある家でも寒さ暑さを感じず、光熱費の負担も軽減でき、一年中快適です。住んでみればその良さがきっとお分かりいただけるはずです。
対策③樹脂窓を取り入れる
実は吹き抜けを北側に設けた場合、窓に結露が生じやすく、カビやダニの原因になることもあります。
そこでおすすめなのが断熱性の高い「樹脂窓」です。
樹脂窓に使われている樹脂フレームは、アルミに比べて熱を通しにくいため、外気温に左右されることがありません。
さらに複層ガラスで、断熱効果もアップしますから嫌な結露を抑えてくれます。
憧れの吹き抜けを工夫次第でより快適に!
吹き抜けは、今回ご紹介したようにメリットデメリットの双方があります。
しかし、デメリットをカバーするよう、様々な工夫をすれば、より快適な暮らしができるでしょう。
私たち無添加計画がつくる吹き抜けのある家は、暖かさと暮らしやすさが自慢!
実際に住んでいる方からも、吹き抜けの開放感や風通しの良さを感じて頂いています。
さらに、漆喰や無垢材の吸放湿効果や断熱効果によって、快適さもプラス。
「部屋干しをしてもジメジメせず、快適です」というお声もあがっています。
皆さんも吹き抜けの家の不安を解消し、憧れの家を建ててみませんか?
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