自然素材住宅はなぜ掃除がしやすいの？気になるワケとは？

最近耳にすることの多い「自然素材住宅」。

健康志向ブームもあって、食べ物や衣服に限らず、「住宅」をつくる素材も自然素材にこだわる人が増えてきました。

そもそも自然素材住宅とは、その名の通り、建材や資材など自然由来の成分で建てられた住宅のこと。

具体的には「無垢材」「漆喰」「セルロース」など、床や壁、柱や断熱材など様々な建材を自然素材にたよっています。

ただし、厳密な定義はないので、施工会社によってその内容に差が出ることもあります。

施工を依頼する際は、その点は確認しておきましょう。

自然素材住宅のメリットは主に以下のとおりです。

・調湿効果があるからカビやダニを発生させない

・シックハウス症候群の原因となる化学物質を発生しないから健康的な暮らしができる

・見た目もおしゃれ

・断熱、調湿に優れているから一年中快適な室温を保てる

 など。

これに加え、自然素材住宅は「掃除がしやすい」というのもメリットの1つとして注目を集めています。

掃除がしやすいというのは、家事や育児をする女性にとって大きな魅力ですよね。

なぜ自然素材住宅だと掃除がしやすいのでしょうか？

その理由を見ていきましょう。

一般的な住宅の場合、多くはビニールクロスの壁材を使用しています。

ビニールクロスというのは、静電気が帯電しやすいため、ホコリを寄せ付けやすいと言われているのです。

これにより、掃除機をかけてもかけても、ホコリが発生し、そこにカビやダニが発生して室内の空気を汚してしまう原因になってしまうのです。

しかし、自然素材住宅の場合は、漆喰や珪藻土と言った自然由来の成分で作られた「塗り壁材」を使用するので、嫌な静電気を発生させることがありません。

壁や床の隅に、ホコリが溜まりにくくなるので掃除がしやすくなるというわけなんです。

お部屋の温度や湿度と言うのも重要なところ。

実は温度が20℃以下、湿度が20％以下だと静電気が発生しやすい環境になるのです。

空気が乾燥すれば、当然ホコリやウイルスが空気中に浮遊しやすくなります。

もともと、ビニールクロスというのはホコリを吸着しやすいですから、余計に部屋の隅に綿埃が溜まりやすくなるというわけなんです。

これでは、掃除機をかけても、なかなか部屋の隅々までキレイにすることができませんよね。

しかし、自然素材住宅で使用されている漆喰や珪藻土といった塗り壁材には、調湿効果があるため、除湿器や加湿器に頼らなくても、一年中湿度を快適な状態に保ってくれるんです。

これにより、ホコリが舞い上がる心配がなく、空気を汚す心配もありません。もちろん、普段の掃除も楽にしてくれます。

赤ちゃんなど小さな子どもがいるご家庭なら、尚更、お部屋の空気が気になるので、自然素材住宅がおすすめなんですよ。

ホコリの正体は…？というと、主に繊維くずや紙くず、皮脂やフケ、髪の毛、砂や土、花粉などがもとになっています。

これに加えてカビやダニ、菌やウイルスが混入することで、室内の空気をさらに汚してしまうのです。

自然素材住宅で使用されている漆喰壁は、ビニールクロスよりもお手入れが難しいと思う方もいるでしょう。

しかし、ビニールクロスのように静電気を発生させないため、ホコリによる汚れを気にすることがありません。

特別な掃除をしなくて良いのは、主婦にとってはありがたいことですね。

しかも、漆喰には「自浄作用」があるので、たとえコーヒーなどをこぼしてしまっても、時間の経過と共にシミが薄くなっていきます。

時が経てば、知らないうちに気が付かないくらいシミが薄くなっていくので、真っ白な壁に元通りです！

面倒な掃除を省くことができるだけでなく、真っ白な壁の美しさをキープできるのは素晴らしいですよね。

働く女性も増えた今、なかなか掃除の時間をゆっくりとるというのは難しいもの。

 日常的な掃除の時間を省くことができれば、その分、子供と過ごす時間にあてたり、夫婦の趣味の時間にあてたりすることができますよね。

 自然素材住宅なら、ホコリを寄せ付けない漆喰壁なので、普段の掃除も簡単！

真っ白な壁は、見ていても気持ちがいいものです。

 プラス調湿効果があることで、お部屋の湿度も快適！

お家での時間がより心地よいものになるでしょう。

私たち無添加計画では、自然素材にこだわった家づくりをおすすめしています。

家というのは、単に寝る場所ではなく、暮らしそのものを表します。

 いかに充実した住まいであるかが問われる時代。

皆さんも自然素材住宅で、日々の暮らしを快適なものにしましょう。