人生100年!老後も健康に暮らせる家づくりとは何?

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

日本では、どんどん平均寿命が延び、2019年の男性の平均寿命は81.41歳、女性の場合は87.45歳。(※)

「人生100年時代」も現実味を帯びてきましたよね。

もちろん長生きすることは良いことですが、単に長く生きるのではなく、健康で楽しく生きることが本来あるべき姿ですよね。

そこで今回ご紹介したいのが、歳をとっても安心して暮らせる家づくりについてです。

 

①家の空気を汚さない家

②高断熱で健康に暮らせる家

③バリアフリーで快適な家

④耐久性のある家

この4つのポイントを軸に、本当に安心して暮らせる家とはどんな家なのかについてご紹介します。

これから家づくりをする予定のある方は、ぜひ将来を見据えて考えてみてください。

 

※参考文献:厚生労働省-令和元年簡易生命表の概況より「平均寿命の年次推移」参照(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life19/index.html

ポイント①有害物質のない自然素材の家づくり

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

近年、日本でも注目されるようになった「シックハウス症候群」

シックハウス症候群とは、新築住宅やリフォーム直後の住宅に住んだときに起こる健康被害のことです。

主な症状は、目がチカチカしたり、吐き気や倦怠感、頭痛がしたりします。

このシックハウス症候群の原因となるのは、家づくりに使われている合板、壁紙、床材や家具です。

 

これらに使用されている接着剤に含まれるホルムアルデビドなどの揮発性の有機化合物を空気と共に吸い込むことで発症すると考えられています。

その症状や程度は、人によって様々ですが、ひどい場合だと、せっかく家を建てたのに住めなくなってしまうこともあります。

しかも、厄介なことにその症状が現れるのは、入居後すぐとは限らないこと。

数年経ってから発症する人もいるため、一体何が原因でこのような健康被害が起きるのかがわからないと悩み苦しむ人もいるのです。

安心して長く暮らし続けるためには、一体どのような点に気を付ければ良いでしょうか。

 

【人にも動物にも優しい自然素材の家づくり】

合板や集成材、ビニールクロスなどを使用した家づくりは、シックハウス症候群を引き起こす有害物質が含まれていることが多いもの。

しかし、無垢材や漆喰といった自然素材を使用した家づくりは、健康に害を及ぼす成分が含まれていないため、赤ちゃんや高齢者、犬や猫などの動物にも安心安全な環境になります。

化粧品や食べ物なども「無添加」「オーガニック」といった製品が好まれるように、家づくりに使われる建材1つ1つにもこだわることが大切なんですね。

【VOC測定でより安心した家づくりを】

シックハウス症候群の原因となる有害な物質は、空気中に含まれているため、目視することはできませんよね。

そこでおすすめなのが、VOC測定です。

目には見えない空気中に浮遊する有害物質を測定し、「見える化」することで安心と安全を手に入れることができます。

私たち無添加計画では、こちらのVOC測定の実施を推奨しています。

ポイント②健康寿命を延ばす高断熱な家づくり

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

日本の古い家は、家の中でも寒いと感じたり、部屋と部屋との温度差が生じたりすることがありますよね。

このような「寒い家」に住み続けると、様々な健康被害が引き起こされます。

健康で長生きをするためには、断熱性の高い「暖かい家」に住むことが大切です。

具体的にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

【高断熱な家づくりはヒートショックを予防する】

断熱性能が高い家は、家全体の温度が一定なので、部屋と部屋との温度差が生じにくいとされています。

そのため、トイレや浴室などへ行った際の急な室温の変化によって引き起こされる「ヒートショック」のリスクを減らすことができるのです。

 

ヒートショックが原因で亡くなる人は、交通事故で亡くなる人のおよそ2.4倍と言われていますから、非常に身近な問題であることがわかります。

決して他人事と思わず、しっかりと対策することが大切です。

【高断熱な家づくりは健康維持にもつながる】

寒い家は、ヒートショックの危険性が高まるだけではありません。

日本人女性のおよそ7割が悩まされている「冷え性」から来る様々な体調不良のリスクも高まります。

体が冷えるということは、それだけ基礎体温が低下しているということ。

そして同時に、体の免疫力も低下してしまうのです。

これにより、アレルギー性疾患やリウマチ、自律神経失調症、気管支喘息などの健康被害をもたらします。

 

外気温に左右されない断熱性能を高めた家づくりをすれば、室内温度を常に15℃以上にキープすることができるので、このような冷えによる体調不良を改善し、健康を維持することも期待できるでしょう。

【高断熱な家づくりは医療費削減にもつながる】

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

高断熱な家に住むと、健康を維持することができるので、その分医療費の負担も軽減されます。

なんと、1人当たり年間1万円の医療費削減につながるとも言われているのです。

暖かい家づくりというのは、家計の助けにもなるんですね。

ポイント③老後も暮らしやすいバリアフリーな家づくり

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

私たちは、歳を重ねるにつれ、筋力が徐々に衰えていくものですよね。

人の筋力は、20代でピークを迎え、60代にもなるとピーク時よりも最大40%も低下すると言われています。

筋力が低下すれば、足元がふらついたり、ちょっとした段差でつまずいたりして転倒することもあるでしょう。

単なるケガも、高齢者にとっては大きな事故です。

これをきっかけに、寝たきりになってしまったり、自信がなくなって行動を制限するようになったりすることもあります。

 

老後も安心して暮らせる家づくりにするためには、極力段差を減らす=バリアフリーな家づくりをすることが求められるでしょう。

バリアフリーな家づくりであれば、介護をする家族もストレスが軽減されるので、家族みんなが笑顔になれるとも言えますね。

ポイント④耐久性のある家づくり

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

現在の日本の家の寿命は、およそ27年。

それに対し、アメリカでは70年以上、イギリスは80年以上と言われています。

比べてみればわかる通り、日本の家の寿命は、はるかに短いのです。

 

しかし、これに反して日本の平均寿命はどんどん延びていますよね。

1度建てた家でも、必ず大規模なリフォームや建て直しが必要になります。

長持ちしない建材を使用し、メンテナンス費用ばかりがかかってしまう家づくり…。

これでは、家を建てたその時は幸せでも、将来が心配ですよね。

せっかく家づくりをするのであれば、建て直すことを前提とした家づくりではなく、100年先も住み続けられるような耐久性のある家づくりをしましょう。

親から子へ。子から孫へと引き継いでいけるような、「財産」を遺すという意味でも、非常に有益なことと言えます。

 

それには、長持ちする無垢材や漆喰と言った自然素材の建材を使った家づくりをすることが重要です。

日本に古くから存在する神社仏閣にあるとおり、耐久性の高い自然素材を用いて本当に良い家づくりをしましょう。

 

家族みんなが暮らしやすい将来を見据えた家づくりを

老後も安心して暮らせる家づくりとは?4つのポイントを徹底解説

健康で若いうちは、まだ老後の生活についてイメージすることができないでしょう。

特に家づくりをする年代は、概ね30~40代が多いので、いまいち老後の生活についてピンとこない方がほとんどだと思います。

しかし、必ず誰にでも訪れる未来。

そんな未来が、暮らしやすく、充実したものになるように、今からしっかり考えていくことが大切なのかもしれません。

 

私たち無添加計画も、100年先の未来を考えた家づくりをしています。

耐久性やメンテナンスのしやすさにこだわり、性能を重視した家づくりを心掛けています。

日々の豊かな暮らしを支えるのは、やはり「家」。

家族みんなが幸せに豊かに暮らすために、私たちと一緒に将来を見据えた家づくりをしましょう。