家のこと(新築)
2022.2.14. MON
後悔しない家づくりのためには「家づくりノート」がおすすめ!基本の書き方と注意点を徹底紹介
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家づくりノートって?
家づくりをする際、何からどう始めればいいのか分からない方が多いですよね。
漠然としたイメージから見切り発車してしまうと、後々「○○すればよかった」と後悔してしまうことも…。
そんな失敗を防止するためにおすすめしたいのが「家づくりノート」。
家づくりノートは、
・どんな家をつくりたいのか?
・どんな暮らしがしたいのか?
…など、家づくりに対する考え方やイメージを書き出すためのノートです。
よく「家は3度建てないと納得のいく家づくりができない」なんて言いますが、人生で3度も家を建てられる人はそうはいませんよね。
限られた時間とお金のなかで、理想の家に近づくために、家づくりノートを活用していきましょう。
家づくりノートを書く3つのメリット
家づくりをする際に、自分のイメージを形にするために活用するのが家づくりノートですが、「ノートを書くなんてなんだか面倒くさい…」「プロにすべてお任せした方がいい」などと思う方もいますよね。
一体なぜ家づくりノートを書いた方がいいのでしょうか。
ここでは3つのメリットについてご紹介します。
メリット①情報が整理できる
家づくりノートを書くと、「こんな家に住みたい!」という頭の中のイメージを具体的に整理することができるので、スッキリ情報をまとめることができます。
実際に家づくりの打合せの際に持参すれば、設計士や担当スタッフに、具体的なイメージを伝えることができるでしょう。
打ち合わせも時短になるので、家づくりもスムーズに進めて行けそうですね。
メリット②家族とイメージを共有することができる
家づくりノートを家族みんなで書けば、新居に対する要望やイメージをお互いに共有し合うこともできます。
家族それぞれの家づくりへの想いが伝わりやすくなることで、より満足のいく家を建てることができるでしょう。
メリット③暮らしについて考えるきっかけとなる
家づくりノートに様々なことを書き出していくと、自然と自分たちの暮らしについて考えるきっかけができますね。
「どんな暮らしがしたいのか?」
「どんな家に住みたいのか?」
など、生活スタイルや今後の将来設計も改めて見直すことができるでしょう。
老後は趣味の園芸を楽しみたいと考えるのなら、お庭を広くとったり、家族が増える計画があるのなら、子ども部屋のスペースを多く設けたりと、家づくりに反映させていくといいですね。
家づくりノートの書き方
では早速、家づくりノートを書いてみましょう。
ポイントは、家族それぞれで書くことです。
小さなお子さんの場合は、理想の家をイラストにしてもらうといいかもしれませんね。
STEP1.現状の不満を書き出す
まずは、家づくりノート専用のノートを1冊用意し、現状の不満をどんどん書き出していきます。
たとえば…
・室内が寒い
・ベランダが狭い
・玄関が狭い
・キッチンの収納が少ない
・ガレージが狭い
など。
暮らしの中で生じる些細な不満や不具合というのは、その時になってみないと分からないもの。
不満を書き出そう!…と思っていてもなかなか思いつかないこともあるので、日ごろから意識して生活してみるといいかもしれませんね。
リビングなど家族みんなが目に触れる場所に「目安箱」を設置し、それぞれ思いついた時に自由に意見を書いて入れるというのもおすすめです。
ここでポイントなのは、子どもにも参加してもらうこと。
大人では気が付かないようなことに気付くことができるので、新しい家づくりのアイデアが思い浮かぶかもしれませんよ。
STEP2.どんな家に住みたいか?やりたいことを書き出す
新たに建てる家でどんな生活をしたいか?何をしたいか?をイメージしましょう。
たとえば…
・ペットを飼いたい
・ピアノを習いたい
・家庭菜園を楽しみたい
・シアタールームをつくりたい
など。
家族それぞれがやりたいこと・やってみたいことを書き出すといいでしょう。
誰かの意見ばかりに偏ってしまわないよう、家族それぞれの要望を持ち寄ることが大切ですよ。
STEP3.どんな設備が欲しいか?を書き出す
続いて、どんな設備や機能を持つ家に住みたいかについて考えましょう。
たとえば…
・太陽光発電を導入したい
・吹き抜けやロフトが欲しい
・アウトドアリビングが欲しい
・省エネ家電を設置したい
・体にやさしい自然素材を使いたい
など。
それぞれの要望を書き出したら、それを導入した時のメリットやデメリットについても書き留めておきましょう。
家の性能を高めると、その分費用がかかってしまうものです。
本当に必要な設備であるかも見極めながら取捨選択していきましょう。
また、ショールームに行ったり、専門家の意見を聞いたりした際に、新たに情報を得ることができたらメモしておくのもおすすめです。
優先順位を決める際の参考になりますよ。
STEP4.デザイン・雰囲気について希望を書き出す
次は家の外観・内装のデザインや雰囲気について希望を書き出します。
雑誌やインターネット、SNSなどを参考にしながら好みのデザインの写真を切り取り、スクラップしておくといいかもしれませんね。
デザインは様々です。
和モダンにしたい、ナチュラル系が良い、可愛らしい雰囲気にしたいなど、好みのテーマを決めて、家づくりを進めていきましょう。
言葉で表現するよりも、イラストや写真の方がイメージが伝わりやすいので、気になった写真をどんどん保存しておくと参考になりますよ。
STEP5.優先順位をつけていく
これまで家づくりノートには、家族それぞれの要望やアイデアが多数書かれていると思います。
これらを基にしながら、現実的な予算と照らし合わせながら優先順位を決めていきましょう。
優先順位を決める際は、必ず家族で話し合うことです。
「これだけは譲れないもの」と「そうでないもの」を仕分けしながら、どんどん具体的なイメージを膨らませていきましょう。
書き出した要望やアイデアに○△×の記号を付けたり、優先順位の「1、2,3」を書いておくと分かりやすいですよ。
家づくりノートを作成する際の注意点
家づくりノートを書く際は、理想だけを並べていかないように注意しましょう。
「こんな家に住みたい」と思い浮かべることはワクワクしますし、とても楽しいものですが、理想だけでは家を建てることはできませんね。
・家づくりの予算
・土地の場所や環境
・家族のライフプラン
・ライフスタイルや生活リズム
など、これらをしっかり明確にすることも必要です。
現実的なことからあまりにもかけ離れてしまわないよう、現実的な側面も見ながら家づくりノートを書き進めていってくださいね。
家づくりノートを使って悔いのない家づくりを
いかがでしたか?
家づくりノートをつくるというのは、少々面倒な部分もありますが、頭の中の考えをスッキリまとめることができるのでおすすめです。
家族みんなと話し合いながら行えば、家づくりも楽しいものに変わりますね。
私たち無添加計画では、家を建てる前にライフプランの実施をおすすめしています。
将来的にどんな暮らしがしたいか?資金はどのくらい確保できるのか?など、様々な側面から、無理のない家づくりの実現に向けて専門家がしっかりアドバイスさせていただきます。
加えて「家づくり計画表」なども一緒に作成していきます。
どのようなスケジュール感で進めていくかなど、担当者と話し合いながら悔いのない家づくりをしていきましょう。
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