コロナで変化した家づくりの8つのポイント～快適な暮らしに求められること～

2020年4月に突如現れた新たなウイルスの脅威「新型コロナウイルス」。

日本でも初めての緊急事態宣言が発令され、様々な混乱があったのは、まだ記憶に新しいと思います。

この新型コロナウイルスの流行に伴い、私たちの暮らしも一変しました。

「新しい生活様式」というものが国から発表され、これまでの生活とは違った日々がスタートしましたよね。

コロナの影響を受け、変化したものは私たちの暮らしだけではありません。

大きく変わったのが「家づくり」です。

外出自粛により、お家時間が増えたことで、「おうち時間」の快適さが求められるようになりました。

今回は、そんなコロナで変化した家づくりについてご紹介します。

これまでは、通勤に便利な首都圏近郊や駅近の土地を求めていた方が非常に多かった印象ですが、コロナウイルス蔓延以降、どちらかというと、自然が多く住みやすい環境に家を建てたい…という人が増えています。

これは、テレワークの普及や時差出勤の影響が大きいと思いますが、このほかにも、「首都圏だと人口的に密になる」ということで、感染リスクを抑えるために、あえて郊外の土地を探すという人も。

都心から少し離れた郊外で家を建てると、土地の価格が安いため、その分、内装や外装、使う建材などにこだわった家づくりができますよね。

通勤時間よりも「質」を重視した家づくりができるので、より心地の良い家に住むことができるでしょう。

不要不急の外出を控えるため、生活に必要な日用品や食品を”まとめ買い”している人も多くなりましたよね。

必要以上の買い貯めは好ましくありませんが、万が一に備えたストックを準備しておくことは大事です。

そんな備蓄品をきちんと整理しておけるパントリーも、新たな家づくりには必須。

食品はもちろん、日用品なども整理整頓しておくことで、在庫管理もしやすくなります。無駄な買い物もせずに済みますね。

また、賞味期限も適宜チェックできるので、地震などの災害時にも役立てることができるでしょう。

ウイルスを家に持ち込まないためにも、外出先から帰ったらすぐに手洗いうがいをしなければなりませんよね。

玄関すぐの場所に洗面スペースがあれば、リビングや廊下を通らずとも、サッと手洗いうがいを済ませられて、家の中に菌を持ち込むリスクを減らすことができるでしょう。

「ただいま」と帰宅した時に、目に見える位置に洗面スペースがあれば、手洗いうがいを忘れがちな子どもにも習慣づけやすいですよね。

加えておすすめなのが、玄関スペースにハンガーラックを設置すること。

これもウイルスを持ち込まないという工夫です。

上着やバッグなどを掛け、手洗いうがい後に除菌するという流れも徹底できそうですね。

このような新たな家づくりで取り入れたい玄関周りの工夫は、ウイルス対策だけでなく、花粉対策にもなるので、花粉症にお悩みの方はぜひ取り入れてみてください。

マンションなどでは普及率の高い宅配ボックスも、戸建て住宅の場合は意外と少ないもの。

ところが最近は、インターネットショッピングをする人が多くなったため、戸建て住宅でも宅配ボックスを設置したいという要望が増えています。

たとえウイルスの脅威が収まったとしても、ネットショッピングというのはこれからの時代当たり前のように行われていきます。

そういった意味でも、宅配ボックスの設置は、新たな家づくりに欠かせない設備となりそうですね。

外出自粛の傾向から、テレワークというのも普及率が高くなりました。

しかし、ここで問題となっているのが、ワークスペースの確保。

これまではリビングの一角や階段下を利用したワークスペースが多かったと思いますが、これでは家族の存在が気になって仕事に集中することができませんよね。

そこで最近需要が高まっているのが個室型のワークスペース。

仕事にしっかり集中できるように防音機能も兼ね備えた部屋が人気となっています。

特に子どものいるご家庭であれば、しっかりとワークスペースを分けることでお互いのストレスを軽減できるというわけです。

「このお部屋＝お父さんの職場」と、わかりやすく子供に伝えることもできるので、うっかり仕事の邪魔をしてしまった…なんてこともないでしょう。

ちなみに、狭い部屋の方が人は集中力が高まるというので、広さはさほど気にしなくても大丈夫ですよ。

コロナウイルス対策の1つである「換気」。

家庭内での感染予防には、換気をしっかり行うことが重要だとされています。

そこでポイントとなるのが「窓の位置」。

効率よく換気するには、窓の配置を工夫することが大切なのです。

・対角線にある窓を2ヶ所開ける

・低い位置の窓と高い位置の窓を開ける

など、風の通り道を作った方が、換気効率が上がります。

これらは、家づくりの際の間取りを決める時に相談するのが一番。

窓を増やしたくても、家を建ててからでは後付けすることができませんから、しっかり換気のことを意識した窓の配置を考えると良いかもしれません。

コロナウイルス蔓延以降、家族で過ごす休日にも変化が見られましたよね。

週末のレジャーも”お家で”過ごすことが増えたと思います。

つまり、これからの家づくりは、いかに家族が週末もお家時間を楽しめるか？というのが課題となっています。

そこでおすすめなのが、休日も家族で楽しめるスペースを確保するということ。

たとえば

・運動できるフリースペースをつくる

・陽当たりの良いウッドデッキをつくる

・家庭菜園をつくる

・アウトドア気分が楽しめる広い庭をつくる

・シアタールームをつくる

など。 

家族それぞれの趣味に合ったスペースを設けるとともに、家族が一緒に楽しめるシアタールームやアウトリビングなんかもあるといいですね。

おうち時間が増えることで懸念されるのが電気代。

「意外と家計の負担になっている」というご家庭もあるのではないでしょうか。

そこで注目されているのが太陽光発電システムです。

初期費用はかかるものの、電気を自家発電することができるので、電気代そのものを抑えることができます。

さらに蓄電池を活用すれば、災害時にも役立てることができるので安心安全も手に入れることができるんです。

太陽光発電システムというのもまた、これからの新たな家づくりに求められる設備となるでしょう。

災害の備えになる「太陽光発電と蓄電池」

新たな生活様式と共に変化しつつある家づくり。

おうちで過ごすことが増えたからこそ、これまで以上に快適さや安全性が求められているんですよね。

私たち無添加計画では、今回ご紹介したような家族みんなが快適に暮らせる家づくりにこだわっています。

使用する建材はもちろんですが、そのほかにも防音検査や空気の検査（VOC）、放射線検査など様々な検査を実施し、本当の意味で快適・ストレスフリーな暮らしの実現を目指しています。

こんな時代だからこそ、せっかく注文住宅を建てるのであれば、家族の健康と安全を優先した家づくりをしてはいかがですか？

居心地の良い家は、きっと家族の絆も深めてくれますよ。