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自邸 性能向上リノベーション 実践記5

自邸の性能向上リノベーションをしました。

その実践記5です。

過去の記事はこちらです。

実践記1 実践記2 実践記3 実践記4

 

おおよの方向性が決まり、詳細を詰めていきます。

まずは外部から。

(外壁) → 塗装の塗り替えと目地シーリングの打ち替えです。

本音は、付加断熱としてEPSボードなど外断熱も試してみたかったのですが、予算や前回の記事にも書いたように予算も含めた全体のバランスで外部は塗り替えのみと判断です。

既存のパワーボードに、外部塗料は水性フッ素樹脂を採用、耐久性・耐汚性・耐候性には高い機能もあり、施工中の臭いも少ないものです。

あわせて、軒天や破風、雨戸やシャッターボックスなども塗装、雨樋に関しては塩ビ素材からガルバニウムに交換です。

 

(屋根) → 当初は既存屋根の解体はせず、カバー工法で予定していました。

しかし、、、内部天井を解体してみると、雨漏りと結露が酷く・・・

思い切って、途中で計画変更し、葺き替えとしました。

※カバー工法・・・既存の屋根の上に軽い屋根材を張ってかぶせていく工法。屋根を解体する必要が無いので、処分費用や手間が少なくなり、コストも抑えられます。

 

 

日常的に室内に雨水が侵入してくることは居住中には無かったのですが、屋根合板はカビだらけ、湿気を含んで酷くカビていました・・・(涙)

この写真、実際のものですが、「あっ、これ、良くみるやつだ・・・ ウチも!?」とショックはありました・・・

葺き替えは、計画時のカバー工法と同様、ガルバニウムの採用、かつ、屋根下地の腐食防止に通気の見直し、屋根下地全体の通気を確保するイースト通気シートを採用しました。

少し話はそれますが、中古住宅のリノベーション時に、「解体して、開けてみないと分からない」という箇所が少なからずあるということを、事前によく認識しておいていただいた方が良いかと思います。

そして、それらの万が一に備えての予算の確保を前提に計画することをオススメします。

 

(バルコニー) → 既存の状態は、当時の建売としてはおそらく珍しいだろう「スカイプロムナード」という金属防水。大きな劣化もなく、メンテナンスフリーではありますが、汚れはありましたので、メンテナンスの意味も含めて、トップコートを塗り替えです。

 

外部はこのくらいです。

続きはまた次回に。

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WRITER

瀬野 剛史

瀬野 剛史

TAKESHI SENO

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